福岡県大牟田市で発生した火災は、改めて空き家管理の重要性を浮き彫りにしました。
この火災では、なんと略式代執行で撤去が予定されていた空き家を含む住宅など5棟が焼ける事態となり、住民が避難を余儀なくされました。けが人はなかったものの、近隣住民の方々は恐怖と不安を感じ、甚大な被害を受けました。
今回火元の一つとなった空き家は、倒壊の恐れがあるなどの理由から市によって「特定空き家」に指定され、代執行による解体工事がまさに翌日から始まるところでした。
「特定空き家」は、倒壊の危険性だけでなく、放火や不審者の侵入など、火災や治安悪化のリスクを極めて高くします。
火災が発生すれば、所有者自身の損害だけでなく、近隣の住宅や住民の命にも関わる重大な賠償責任を負う可能性があります。
「誰も住んでいないから大丈夫」ではありません。空き家は、所有者の方が責任をもって管理しなければならない「財産」であり、「義務」です。
定期的な巡回・点検の徹底:
不審者の侵入、建物の劣化、敷地内のゴミや雑草の状況などを確認しましょう。
適切な維持管理:
倒壊の恐れがある場合は、速やかに解体や補修を検討してください。
周辺への延焼を防ぐため、敷地内の可燃物(雑草、ゴミなど)は除去してください。
専門家への相談:
管理が難しい場合は、空き家バンク、不動産会社、または自治体の窓口に相談し、売却、賃貸、または空き家管理サービスの利用を検討しましょう。
火災保険の確認:
万が一の事態に備え、空き家に対応した火災保険の内容を必ず確認してください。
管理を怠り、近隣に被害が及んだ場合、あなたの責任は免れません。今回の事例を他山の石とせず、ご自身の空き家が地域社会の安全を脅かす存在とならないよう、適切な管理を強くお願いします。
「そのうち…」が一番危険です。まずは現状チェックと対策プランづくりから。空き家管理舎パートナーズまでお気軽にご相談ください。
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