空き家になっている実家のこと、気になってはいるけど「今すぐ困ってないし…」と後回しになりがちですよね。
ただ、空き家の放置は建物が傷むだけでなく、防犯の不安や近所迷惑、災害時のリスクなど問題が広がることがあります。
この記事では、空き家を放置すると起きがちなトラブルを整理したうえで、リスクを減らすために最低限やっておきたい管理の考え方を、わかりやすくまとめます。
空き家の放置で起きがちなこと
建物の劣化
空き家の場合、雨漏り・カビ・腐食が、気づいた時点で進行していることが多いです。換気や水回りの管理放置で、排水溝からにおいや害虫が出やすくなります。
防犯の不安
郵便物が溜まる、夜に真っ暗、雨戸が閉まっている、庭が荒れている。こうした状態は「人が来ていない家」に見えやすく、空き巣被害など防犯面の不安につながります。
近所迷惑になりやすい
雑草が伸びる・落ち葉が周辺におちる・枝の越境、悪臭、害虫や動物の侵入など。所有者の意図と関係なく、周囲のストレスになりやすいポイントです。特措法改正以降苦情のケースが増えています。
放置が進む“よくある理由”と対策
- 実家が遠方で行けない → 管理業者の月1の管理代行に切り替える
- 仕事が忙しくてつい後回し → カレンダーにチェック項目を固定して迷わない
- 空き家管理の費用が不安 → まずは草刈りだけなど最低限だけ管理会社に依頼から始める
自分できるチェックポイント
- ポスト・郵便受けにDMなどが溜まっていないか（テープは貼らない）
- 庭や玄関まわりに雑草が茂っていたり庭木が道路側に伸びていないか（除草剤は散布に注意）
- 外壁・窓まわりに大きな破損がないか（コーキングの劣化もチェック）
- 室内のにおい・湿気が強くないか（入った瞬間のにおいチェック）
- 天井や壁にシミがないか（雨漏りサイン）
- 水を流してきれいな水が流れる状態か（通水）
空き家管理のプロに任せる判断基準（3つ）
- 月1回以上、現地に行けない
- 雨漏り・破損などすでに“兆候”がある
- 近所迷惑が気になり、早めに手を打ちたい
FAQ
Q.空き家はどれくらいの頻度で見に行けばいい？
A. 目安は最低月1回。難しい場合は最低限の巡回を外注する方法もあります。
Q.空き家の放置で一番起きやすいトラブルは？
A. 雨漏り・シロアリ被害・湿気・雑草など「気づきにくい劣化」の進行です。
Q.空き家が近所迷惑になりやすいポイントは？
A. 雑草、枝の越境、害虫、郵便物の滞留、不法投棄です。
Q.空き家の防犯面で気をつけることは？
A. ポストを溜めない（テープは貼らない）、外観を荒らさない、定期的に人の気配を作ることです。
Q.管理会社び相談するタイミングはいつが良い？
A. 「不安を感じた時点」が最適です。兆候の段階ほど対策が軽く済みます。
月1巡回・災害後の臨時巡回・写真付き報告書も対応できます
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