「空き家バンクに出したら、そのうち売れるはず」そう思って登録したのに、問い合わせが来ない。
遠方で現地に行けず、写真も撮れず、家の状態も分からない。
片付けや草木の手入れまで考えると、気持ちが重くなって止まってしまう…そんな声をよく聞きます。
結論から言うと、空き家は「載せる前」に少し整えるだけで動きやすくなります。
ポイントは「買う人・借りる人が判断できる材料」をそろえること。
ここを一緒に整理していきましょう。
空き家バンクはとても大事な仕組みですが、万能ではありません。
所有者側で止まりやすいのは、だいたい次のパターンです。
遠方で現地に行けない
写真が撮れない/情報が少ない
雨漏りや劣化があるか分からない
草木や入口まわりが荒れている
「何から手をつけるか」決められず、時間だけが過ぎる
これ、気合いが足りないわけではなくて、判断材料が足りないだけなんです。判断できないと、人は動けません。
空き家を放置すると、一般的に次のようなことが起きやすくなります(地域や建物状況で差はあります)。
換気不足でカビ・においが強くなる
雨漏り等に気づくのが遅れ、傷みが広がる可能性
草木の繁茂で景観・害虫・近隣トラブルにつながる可能性
空き巣・不法侵入など、防犯面の不安が増える可能性
「売る・貸す・使う」の判断が先送りになり、選択肢が狭まる
不安を煽りたいわけではなく、伝えたいのはここです。
空き家は放置すると一気にダメになるというより、じわじわ選べなくなる。
だから、最初にやるべきは「最低限の管理」と「情報の整理」です。
ぼくは空き家バンクに載せる前に「興味を持たれる家」に近づけることを提案しています。
難しそうに聞こえる「物件化」も、要はシンプルです。
買いたい人・借りたい人が判断できる材料をそろえる
メルカリでも、写真1枚で「使えます」だけの商品は買いづらいですよね。空き家も同じで、情報がそろうほど安心して検討してもらえます。
ぼくがすすめる、最低限これがあると動きやすいポイントは、この5つです。
現地写真が一通りそろっている(外観・各部屋・水回り・庭・入口)
雨漏りや劣化の目安が分かる(プロの診断でなくても「気になる箇所メモ」だけで前進)
草木や入口まわりが整っている(第一印象は想像以上に大事)
近隣の迷惑リスクが減っている(クレームの芽を早めに摘む)
「この家で何ができそうか」が見える(売る・貸す・使う、どれも検討できる状態)
いきなり片付けや売却を考えると重くなります。最初は、
写真
簡単な点検メモ(雨漏りっぽい、床が沈む、外壁にヒビ、など「気になる」でOK)
水道・電気の状況(止めている・生きている)
この3点があるだけで、判断が進みます。
元記事にもある通り、管理の最低ラインは「換気・通水・見回り・草木」。
全部を完璧にするより、止血が大事です。最低限が回ると、「売る・貸す・残す」のどれを選んでも進めやすくなります。
空き家は数が多い一方、バンクに載る数はどうしても限られます。
だからこそ、載せた後に選ばれやすくするために、先に「判断材料」をそろえる。
これが一番ムダが少ない順番です。
連絡先(自分・親族・近隣協力者)を紙とスマホにメモしておく
直近1年で現地を見た日を確認(いつ、何を見たか)
「外観・各部屋・水回り・庭」の写真があるか(なければ“次回の撮影メモ”作成)
雨漏り・におい・カビ・床の沈みなど「気になる点」を1行メモ
郵便受けの状態(チラシが溜まる・転送手続きが必要か)
庭木・雑草が近隣に迷惑になりそうか(伸びる季節前に要注意)
ブレーカー・止水栓の場所が分かるか(緊急時に困りがち)
「売る・貸す・自分で使う」どれが近いか、仮でいいので丸をつける
「何から手をつければいいか分からない」「写真も状態もない」段階でも大丈夫です。
空き家管理舎では、状況を伺ったうえで 載せる前に必要なこと を一緒に整理します。
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