相続や転居で空き家になった実家。
いざ片付けようと思っても、時間が取れない・何から手をつけていいか分からない・気持ちの整理が追いつかない…よくある話です。
だから多くの人が「とりあえず捨てる」を選びがち。
でも、残置物の中には、売れる・譲れる・活かせるものが混ざっていることもあります。
結論から言うと、片付けは「全部捨てる」ではなく、判断の順番を決めるとグッとラクになります。
空き家の片付けで多いのは「業者に依頼して廃棄処分」。
ある調査では、空き家を相続して残置物の片付けを終えた人のうち、廃棄処分を選んだ人が約6割でした。
一方で「売却した人」は4割未満。つまり、多くの人が売る前に捨てているのが現実です。
売却しない理由として多いのは、
・手間や立ち会いが面倒
・売れないと思った
・売れても高くないと思った
というもの。
気持ちはすごく分かります。
片付けは体力も時間も使うし、思い出も絡むから、判断が重くなりがちです。
面白いのはここからです。残置物を売却した人のうち、4人に1人が10万円以上を手にしたという結果も出ています。もちろん全員がそうなるわけではありませんが、「ゼロにしかならない」と決めつけるのは早いかもしれません。
パッと見は普通でも、需要がつくことがあります。たとえば、
・古い食器・贈答品(箱入りのまま等)
・昔の家具(状態が良い・味がある)
・趣味のコレクション(カメラ、レコード、置物など)
・金属類(アクセサリー、記念品、素材系)
・昭和レトロ・ヴィンテージと呼ばれるジャンル
「売れるかどうか」は素人判断が難しいので、「捨てる前に一度確認」がコツです。
残置物が多いほど、空き家は「動かしにくい家」になりがちです。たとえば、
・片付けの段取りが重くなり、先延ばしになる
・探し物(権利書・通帳・写真等)が見つからずストレスになる
・室内の通気や点検がしにくくなり、劣化に気づきにくい
・いざ売る、貸す、解体するとなった時に、工程が詰まる
不安をあおる必要はありません。
ただ、片付けが止まると「管理」も止まりやすいので、家の状態を保つ意味でも、残置物整理は第一歩になりやすいです。
おすすめは、判断を3レーンに分けることです。
残す(必要書類・形見・最低限)
活かす(売る・譲る・寄付する等)
手放す(廃棄)
この順番にすると、捨てる罪悪感が減り、作業も前に進みます。
ここは実務的にいきます。迷ったらこの順番でOKです。
食品、液体、カビ臭の強いもの、割れ物、電池類など、トラブルになりやすいものを先に分けます。安全第一。
権利書、保険、契約書、写真、アルバム、印鑑、貴金属などは、まず「一時保管箱」へ。探しながら片付けると必ず止まります。
ポイントは箱を増やしすぎないこと。
“売れるかも”に入れる基準は、状態が良い・箱や付属品がある・ジャンル需要がありそう。
迷ったら入れてOK、ただし箱は1つだけ。
売却や譲渡は、自分一人で判断すると疲れます。
写真で相談できる相手(家族、買取、地域のリユース、管理会社など)を使うとラクです。
調査でも「売れると知っていれば使いたかった」が約7割という結果があり、“情報があれば行動が変わる”のは確かにありそうです。
廃棄は悪ではありません。
時間も体力も有限なので、「残すor活かす」を決めたあとに、潔く手放す。これが一番スムーズです。
残置物を動かし始めると、「じゃあ家自体はどうする?」が見えてきます。
・たまに見に行けるなら、通風・通水・簡単清掃の習慣化
・遠方なら、巡回や報告の仕組みを外部化
片付けが進むほど、点検しやすくなり、家の状態も把握しやすくなります。
結果として、売却・賃貸・利活用など「次の選択肢」が選びやすくなるのが、管理の意味です。
玄関〜居室まで、通路は確保できている(転倒・作業性)
冷蔵庫・食品・液体類など、腐敗や漏れの原因が残っていない
書類・貴重品の「一時保管箱」を用意した
「売れるかも箱」を1つ作り、入れる基準を決めた
片付けの写真を撮り、相談できる相手(家族・業者・管理会社)を決めた
次に行く日(または立ち会い日)をカレンダーに入れた
空き家の換気・通水・簡易清掃を「誰が・いつ」やるか決めた
遠方で動けない・立ち会いが難しい方は、巡回管理や臨時巡回で「現地の状況確認→簡易点検→写真付き報告書」までまとめて進められます。
「片付け前の現状確認」「片付け後の状態維持」など、目的に合わせて組み立て可能です。
空き家の状況を伺い、無理のない進め方をご提案します(価格や契約は内容確認のうえで個別にご案内します)。
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