• 空き家管理、実家の管理はおまかせください。

実家が空き家になったとき、「すぐ売るべきか」「貸せるのか」「解体した方がいいのか」と悩む方は多いと思います。

けれど、家族の荷物や気持ちの整理、相続の話し合いなどがあり、すぐに結論を出せないこともあります。

そんなときに大切なのが、まずは家を放置しないことです。

空き家管理は、完璧にきれいにすることではありません。

「この家には、今も人の目が入っている」と分かる状態を保つことが、空き巣などの犯罪や、老朽化などから家を守る第一歩になります。

実家が空き家になったら最初に見るべき7つのポイント

売る・貸す・解体の前に、まず「管理」から始めましょう

実家が空き家になったとき、すぐに答えが出ないのは自然なこと

親が施設に入った。相続が発生した。遠方に住んでいて、実家に戻る予定がない。

こうした理由で、実家が空き家になることがあります。

そのとき、多くの方が悩むのは「この家をどうするか」です。売るのか、貸すのか、解体するのか。それとも、しばらくそのまま残しておくのか。

ただ、実際にはすぐに方向性を決められないことも少なくありません。

親の荷物が残っている。兄弟姉妹との話し合いがまだ終わっていない。将来、自分や子どもが使う可能性もある。

このような「決めきれない時間」は、どのご家庭にも起こり得ます。

大切なのは、その間に家を放置しないことです。家は人が住まなくなると、少しずつ傷みやすくなります。だからこそ、売却や賃貸、解体を決める前の段階でも、まずは管理を始めることが大切です。

空き家管理の目的は「きれいに掃除すること」だけではありません

空き家管理というと、掃除や草刈りを思い浮かべる方が多いかもしれません。

もちろん、掃除や草木の手入れは大切です。しかし、空き家管理の目的はそれだけではありません。

本当に大事なのは、「この家は放置されていない」と外から見ても分かる状態にすることです。

たとえば、ポストにチラシがたまっている。庭木が道路にはみ出している。玄関まわりに落ち葉やクモの巣が目立つ。雨戸がずっと閉まったままになっている。

こうした小さな変化が重なると、近隣の方から「誰も見ていない家かもしれない」と思われる可能性があります。防犯面でも、近所づきあいの面でも、あまりよい状態とはいえません。

空き家管理は、完璧にきれいにすることではありません。まずは「人の目が入っている家」に見える状態を保つこと。これが、空き家を守るうえでとても大切な考え方です。

自分で確認したい7つのポイント

1. 外まわりを一周して見る

空き家に着いたら、まず家の外まわりを一周して確認しましょう。

屋根や外壁に大きな破損がないか。雨どいが外れていないか。窓ガラスが割れていないか。庭木や草が道路や隣の敷地にはみ出していないか。

また、蜂の巣や動物の侵入跡などがないかも確認しておくと安心です。

小さな異変でも、早めに気づけば対応しやすくなります。反対に、発見が遅れると修繕や近隣対応が大きくなる可能性もあります。

2. 郵便受けと玄関まわりを整える

ポストは、空き家かどうかが外から分かりやすい場所です。

チラシや郵便物がたまっていると、「長く人が来ていない家」という印象を与えてしまいます。

郵便物は転送手続きをしておき、チラシなどは定期的に回収しましょう。

玄関前の落ち葉、クモの巣、ほこりも簡単に払っておくだけで印象が変わります。

「玄関が整っているかどうか」は、空き家管理の中でも大事なポイントです。

3. 晴れた日に換気する

人が住まなくなると、家の中には湿気がこもりやすくなります。

湿気は、カビやにおい、木材の傷みにつながることがあります。晴れた日には、30分から1時間ほど窓を開けて、家の中に風を通しましょう。

押し入れやクローゼットも少し開けておくと、空気が流れやすくなります。

ただし、雨の日や湿度が高い日は、無理に窓を開ける必要はありません。「乾いた空気を短時間でも通す」くらいの気持ちで十分です。

4. 水を流してにおいと虫を防ぐ

台所、洗面所、お風呂、トイレなどの水まわりでは、定期的に水を流しましょう。

長い間水を使わないと、排水口の中にある「においを防ぐための水」が乾いてしまうことがあります。すると、下水のにおいや虫が上がってくる可能性があります。

難しい作業ではありません。各場所で水を流すだけでも、においや虫の予防につながります。

寒い地域では、冬場の凍結にも注意が必要です。水道の元栓や凍結対策については、地域の状況に合わせて確認しておくと安心です。

5. 室内は「掃除」より先に異変を探す

室内に入ったら、まず掃除をする前に異変を探しましょう。

天井にシミがないか。カビのにおいが強くなっていないか。床が沈む場所はないか。窓や鍵に異常はないか。

特に雨漏りは、早めに気づくことが大切です。放置すると、天井や壁、床まで傷みが広がる可能性があります。

気になる場所を見つけたら、スマホで写真を撮って記録しておきましょう。あとから家族や専門業者に相談するときにも役立ちます。

6. 庭や草木は「近隣に迷惑をかけない」を優先する

実家の空き家管理で負担になりやすいのが、庭や草木の手入れです。

特に梅雨から夏にかけては、草が一気に伸びることがあります。毎回完璧にきれいにする必要はありません。

まずは、道路や隣の敷地にはみ出していないか。害虫や動物のすみかになっていないか。外から見て荒れている印象が強くなっていないか。

この3つを優先して確認しましょう。

草刈りが大変な場合は、防草シートや砂利の活用、草刈りの外注も選択肢になります。無理をしすぎないことも大切です。

7. 毎回同じ場所を写真に残す

空き家管理でぜひ習慣にしたいのが、写真記録です。

玄関、ポスト、外観、庭、室内の数か所など、毎回同じ場所をスマホで撮影しておきましょう。

写真があると、前回との違いが分かりやすくなります。家族や親族に状況を説明するときにも、「今はこういう状態です」と事実を共有しやすくなります。

空き家の話し合いは、感情的になりやすいこともあります。だからこそ、写真という記録があると、冷静に話を進めやすくなります。

「管理している記録」を残すことも大切です

近年は、空き家の管理状態に対する社会的な目も強くなっています。

状態によっては、自治体から指導や勧告を受ける可能性もあります。

また、固定資産税の住宅用地特例についても、状況によって影響が出る場合があります。

税金や法律に関わる判断は、自治体や専門家に確認することが大切です。

所有者としてできることは、「管理していることを説明できる状態」にしておくことです。

たとえば、スマホのメモに次のような内容を残しておくだけでも、管理記録になります。

点検日、天気、確認した場所、行った作業、気になった場所、次回やること。

難しく考える必要はありません。小さな記録の積み重ねが、家を守る手がかりになります。

自分でやりすぎないことも、空き家管理では大切です

自分で空き家を見ることは、とても大切です。

ただし、何でも自分でやろうとするのは危険です。

屋根に上る、高い木を切る、床が抜けそうな場所に入る、蜂の巣を自分で取る。こうした作業は、事故につながる可能性があります。

所有者が自分で行う範囲は、見る、換気する、水を流す、簡単に掃除する、写真を撮る、異変に気づく。このくらいまでにしておくと安心です。

危険な作業や専門的な判断が必要な場合は、空き家管理事業者、工務店、造園業、害虫駆除業者などに相談しましょう。

「自分でできること」と「頼むべきこと」を分けることが、無理な事故や余計な出費を防ぐことにつながります。

空き家管理は、家族が次の判断をするための準備でもあります

実家は、ただの建物ではありません。

親の暮らしの跡があり、家族の思い出があり、すぐに割り切れない気持ちがあるものです。

いきなり「売るのか、貸すのか、解体するのか」と決めるのは、心の負担が大きい場合もあります。

だからこそ、まずは管理しながら家の状態を知ることが大切です。定期的に見に行くことで、少しずつ家族の気持ちも整理されていきます。

空き家管理は、家を守るためだけではありません。家族が次の一歩を考えるための、現実的でやさしい準備でもあります。

実家や空き家の状況に合わせた管理方法を知りたい方は、お問い合わせください。

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