
国では現在、空き家などの既存住宅を取得・改修し、賃貸住宅として活用する事業者を金融面から支援する新しい仕組みが検討されています。
早ければ2027年度からの実施が想定されていますが、現時点ではまだ検討段階です。
対象となる建物や条件など、詳細は今後決まる予定なので要注目です。
ここで注目したいのは、空き家政策が「古い住宅でも、使えるものはもう一度使う」方向へ進んでいることです。
空き家を所有すると、「売る」「貸す」「壊す」のどれを選ぶか迷うことがあります。
売りに出しても買い手が見つからない。
家族で意見がまとまらない。
思い出のある実家なので、まだ手放す決心がつかない。
こうした場合、すぐに結論が出なくても問題ありません。
気をつけたいのは、考えている間に建物まで放置してしまうことです。
人が住まなくなった家では、換気や通水、雨漏りの確認、庭木の手入れなどが行われにくくなります。
その結果、湿気やカビ、設備の不具合、庭木の繁茂などが進む可能性があります。
数年後に「やっぱり貸そう」と考えたとき、修繕箇所が増えていれば、それだけ活用のハードルも高くなります。
かといって、すべての空き家をリフォームすればよいわけではありません。
そのまま使える家もあれば、少し修繕すれば使える家、大きな改修が必要な家、場合によっては解体を検討したほうがよい家もあります。
だからこそ、活用方法を考える前に、まず自分の空き家が今どのような状態なのかを把握することが大切です。
雨漏りはないか、窓や玄関はきちんと施錠できるか、雑草や庭木が隣地へ伸びていないか、郵便物がたまっていないか。
定期的に同じ場所を確認・撮影しておけば、小さな変化にも気づきやすくなります。
空き家管理は、単に家を見回るだけではありません。
建物の変化を継続して確認し、記録しておくことで、将来の売却・賃貸・リフォームを考える際の参考にもなります。
つまり、空き家管理には「今の家を守る」だけでなく、「将来の選択肢を残す」役割があります。
「まだ売らないから何もしない」のではなく、「まだ決めていないからこそ、状態を保っておく」。
空き家のこれからを考える第一歩は、活用方法を決めることよりも、まず現在の状態を知ることかもしれません。
定期的な管理を、プロに任せてみませんか。
空き家管理舎では、定期巡回・外観確認・草刈り手配・写真付き報告書の送付など、遠方にお住まいの所有者さまが「見に行けない」を解決するサービスをご提供しています。単発の臨時巡回からご利用いただけます。