「実家のこと、いつか話さないと…」と思いながら、つい後回しになっていませんか。
楽しい帰省の空気を壊したくないし、「縁起でもない」と感じるのも自然です。
でも実家の話は、「結論を出す会議」にしなくて大丈夫。
まずは軽く「この家、将来どうしたい?」と聞いてみるだけで、放置のリスクを減らす第一歩になります。
実家の話は、切り出す側も、聞かれる側も緊張します。
ただ、あとになってから「もっと早く話しておけばよかった」と後悔するケースは少なくありません。
親の体調、判断力、家族関係は、時間とともに変わることがあるからです。
だからこそ大切なのは、「決める」より先に「把握する」。
一度の帰省で答えを出す必要はなく、情報を集めるだけでも十分価値があります。
空き家が放置されると、建物の傷みが進みやすくなります。屋根・外壁の傷み、雨漏り、倒壊や部材落下などの安全面の不安が出ることもあります。
また、防犯面(侵入・いたずら)や、衛生面(ごみ・害虫)、景観、近隣トラブルにつながる可能性も指摘されています。
ここで大事なのは「怖がらせること」ではなく、早めに小さく手を打てば、選べる選択肢が増えるという点です。
いきなり家族会議を開くと、身構えてしまいがちです。
おすすめは、日常の流れで“軽く聞く”こと。
たとえば、こんな切り出し方です。
「最近、実家が空き家になって大変だったって話を聞いて…。うちはどうしたい?」とか「この家、将来のことって考えたことある?」
ここでポイントは、相手を追い詰めないこと。
正解を迫らず、「気持ち」を聞くところから入ると、話が続きやすくなります。
帰省時に確認できるなら、次の4つは“持ち帰れる成果”になります。
登記や固定資産税の通知などで、名義の確認を。相続が発生した場合、相続登記が義務化されているため、未整理だと手続きが後回しになりがちです(詳細は法務局や専門家へ確認)。
税金・保険・光熱費の基本を把握しておくと、将来の判断がしやすくなります。金額の細部は家庭ごとに違うので、「何に、いつ、どこから支払っているか」だけでもOKです。
屋根・外壁・雨どい・窓まわり・基礎のヒビ、庭木や雑草など、“目で見て気づける範囲”を確認します。写真を撮っておくと、次回比較ができます。
台風や地震のあと、近隣から連絡が来たときに「誰が判断するか」「鍵はどこか」「連絡先は誰か」を決めておくと安心です。
「気になるけど通えない」人ほど、仕組み化が効きます。
・定期的な見回り(外観確認・郵便物・庭の状況など)
・通風・通水など、家を傷ませにくい基本ケア
・災害後の臨時確認(異常がないか早めにチェック)
こうした軽い管理でも、トラブルの芽を早めに見つけやすくなります。
そして何より、「放置ではなく関心が向いている状態」を作れるのが大きいところです。
実家は、放置すると負担に感じやすい一方で、きちんと整えると「売る」「貸す」「活用する」「残す」など、家族の未来に合わせた選択肢になり得ます。
まずは大きな決断より、軽い一言から。
「この家のこと、どう思ってる?」そこからで大丈夫です。
固定資産税の書類・登記情報などで「名義」を確認(不明ならメモ)
親・兄弟それぞれの「実家をどうしたいか」を一言ずつ聞く
外観を写真で記録(屋根・外壁・窓・雨どい・庭)
郵便受け・ポスト周りの状況を確認(溜まり具合)
鍵の保管場所・合鍵の有無・緊急連絡先を整理
ブレーカー・止水栓など緊急時に触る場所を把握
次回の帰省までに「誰が・いつ・何を確認するか」を1つだけ決める
空き家管理舎では、遠方の実家でも“放置にしない”ための現実的な管理をご提案できます。
例:定期巡回(外観・庭・ポスト確認)、通風・通水などの基本ケア、台風・地震後の臨時巡回、写真付きの報告書作成など。
「まずは最低限から」「必要な月だけ」など、無理のない始め方もご相談ください。
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