実家や相続した家が空き家になると、「早く何とかしないと」と焦りますよね。
けれど、空き家は放置すると傷みやすい一方で、きちんと整えておくだけで、「売る・貸す・使う・活かす」といった選択肢が残ります。
最近は、静かな環境や作業スペースを求める人が地方の空き家に関心を持つ例もあります。
大事なのは、即解体などと結論を急がず「家の状態を保ち、次の一手を打てる状態」にしておくことです。
空き家問題というと、「解体する」「売る」「貸す」が定番の選択肢です。
ただ、所有者の立場でいちばん怖いのは、判断を先延ばしにしたまま放置して、家の状態が悪くなること。
状態が落ちると、売るにしても貸すにしても、選択肢が狭まりやすくなります。
一方で、今すぐに決断できない事情もありますよね。
家族の合意、思い出、遠方で動けない、費用感が分からない…。
そういう時は「結論を出せない期間」を、ただの放置ではなく、「管理しながら維持する」に変えておくのがおすすめです。
空き家管理は、家をピカピカにするためではありません。
目的はシンプルで、「次に動くときに困らない状態」を保つことです。
・売るなら、つねに見せられる状態にしておく
・貸すなら、すぐ使える状態に整える準備ができる
・使うなら、自分や親族が突然泊まっても困らない
・活用するなら、相手に「この家、すぐ使える」と思ってもらいやすい
つまり空き家管理は、結論を出すための土台づくりです。
じつはアーティストが空き家を求める理由として、都市部では家賃だけでなく、音・におい・作業スペースの制約があることを知りました。
ぼくも受けた相談で、彫刻で音が出る、陶芸で煙が出る、ダンスで振動がある…。
そういう活動は、都市部だと気を使いすぎてしまう。だから、周囲を気にしにくい環境を探している…ということなんです。
そして中山間地の空き家は、広さや環境の面で相性がいい、というニーズもありました。
ここで大事なのは「アーティストに貸そう」という話だけではありません。
「ぼくたちが想像していない相手」にとって価値が出ることがあるという点です。
だから、空き家活用を考えるときはこう問い直すのがおすすめです。
【この家は、誰にとってありがたいだろう?】
売る・貸す・壊すの三択で固まっていた視野が、少し広がりますよね。
しかし良いことばかりではなく、水回りの修繕や寒さ対策などの課題はでてきます。
空き家は「完璧な状態」を待っていると動けません。
けれど、家の状態が把握できていて、最低限の手入れができていると、話は前に進みやすくなります。
・どこを直せば使えるのか
・いま危ないところはどこか
・すぐにやるべきことor先でもいいことは何か
この整理ができるだけで、焦りが減って、判断が現実的になります。
空き家の状況によって、必要な管理は変わります。
空き家管理舎では、たとえば次のような形で「放置にならない仕組み」を作れます。
・定期的な巡回で、換気・通水・簡易清掃など“基本動作”を回す
・外回り(庭・ポスト周辺)の状態確認で、近隣の不安を増やしにくくする
・写真付きの報告で、遠方でも状態が分かるようにする
・「次に、売るor貸すor活用する」相談の入口を作り、判断材料を整える
※対応範囲や内容は物件の状態によって変わるため、まずは状況を伺いながら一緒に整理します。
空き家管理舎では、空き家の状況を伺い、無理のない進め方をご提案します(価格や契約は内容確認のうえで個別にご案内します)。
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